政府が近くとりまとめる「知的財産推進計画2025」の草案が判明した。知財の国際的な競争力について初めて数値目標を盛り込み、国際ランキングで2035年までに4位(現在は13位)以内をめざす。知財大国を実現する方針を鮮明にして、コンテンツ産業など強みを生かし、世界での存在感を高めていく。
今回、指標にした数値目標は、世界知的所有権機関(WIPO)のグローバルイノベーション指数。理工学系の卒業生数やモバイルアプリ制作数といった約80の指標をもとに算出している。最新の24年版ではスイスが1位で、米国は3位。アジア圏ではシンガポールが4位、韓国が6位、中国が11位だ。4位以内となればアジア最上位となる。
数値目標はほかにも、日本の…