自民党総裁選(27日投開票)に立候補している石破茂元幹事長(67)=無派閥=は21日のネット討論会で、法人税について「上げる余地がある」と語り、引き上げを検討するべきだとの考えを示した。税制のあり方をめぐって各候補で主張が対立している。
Yahoo!ニュースとインターネットサイト「選挙ドットコム」が共催したネット討論会で、石破氏は「上げるべき税制」について考えを問われ、「法人税はまだ上げる余地があると思っている。負担する能力がある法人はまだある。累進課税とは言わないが、負担する能力のある法人には、もう少し負担をお願いしたい」と述べた。
石川県能登北部の豪雨災害への対応のため欠席した林芳正官房長官(63)=旧岸田派=も討論会に寄せたビデオメッセージで、「内部留保がかなり積み上がっている。研究開発や賃上げをやった会社に対する減税の効果をさらに増すためにも、全体の法人税の水準の引き上げは検討事項だ」と指摘。「メリハリのある法人税を目指したい」と見直しに意欲を示した。
小泉進次郎元環境相(43)…