9月の自民党総裁選に立候補の意向を固めている石破茂元幹事長(無派閥)は22日、国会内で勉強会を開き、自身を含む12人が参加した。ただ、出席は無派閥と二階派の衆参両院議員がほとんど。報道各社の世論調査における「次期首相候補」で首位に立つが、党内では支持拡大がままならない現状が改めて浮き彫りになった形だ。
勉強会では、石破氏(衆院鳥取1区)と地盤が重なる舞立昇治参院議員(鳥取・島根選挙区)が「東京一極集中の是正」などをテーマに講演した。石破氏は2月に勉強会を再始動させ、毎回十数人が参加している。
ただ、これまでの勉強会を見ても出席者は旧石破派所属の無派閥議員と二階派が目立ち、他派の出席者は伸び悩んでいる。ある出席者は「広がりにかける。総裁選をにらむなら30~40人いてもいい」と漏らす。
勉強会の参加を確認できた議…