日中両政府が、南米ペルーで15、16日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にあわせ、石破茂首相と中国の習近平(シーチンピン)国家主席との初めての会談を行う方向で調整していることがわかった。複数の政府関係者が明らかにした。
首脳会談では、日中の「戦略的互恵関係」の推進を確認するほか、東京電力福島第一原発の処理水放出による日本産水産物の禁輸措置撤廃などを求めるとみられる。
首相はAPECの後、18、19両日にブラジルで開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)にも出席する方針。日程調整が難航した場合は、G20にあわせて再調整する方針だ。
日本の首相が習氏との首脳会…