【動画】石破茂首相が12日、朝日新聞の単独インタビューに応じた
石破茂首相(自民党総裁)は12日、朝日新聞の単独インタビューに応じ、自民党派閥の裏金問題で党内処分を受けた前衆院議員が今回の衆院選で当選した場合、選挙後に追加公認した上で、世論の動向を見つつ、政府・党の役職への起用を「適材適所」で検討する考えを示唆した。衆院選に向けて裏金問題に関わった計12人を非公認としたが、自民、公明両党で過半数(233議席)を目指す上で、追加公認分も含める方針も明らかにした。
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インタビューは12日夜、首相官邸で行われた。裏金問題で非公認となったり、処分を受けたりした前衆院議員について、衆院選で当選を果たした後に政権の役職に起用する可能性について、首相は「適材適所だ」と回答。選挙区での支持状況や世論の動向を重視したうえでどの議員を起用するかを判断する考えを示した。
非公認とした12人(一部は不出馬を表明)に対する衆院選後の追加公認には「主権者たる国民の審判を受けたとするならば、党の同志としてお迎えをすることはある」と説明。獲得議席の目標である「自公で過半数」は、これらの追加公認者も含む目標だという考えを示した。仮に目標に届かなかった場合、退陣するかどうかを問われると「(目標議席を)取るべく最大限の努力をする」と語った。
2012年の政権復帰後、7…