石破茂首相は24~26日にオランダ・ハーグを訪問し、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する。林芳正官房長官が20日、記者会見で発表した。ウクライナを侵攻するロシアが、中国や北朝鮮との軍事連携を深める中、日本はNATOとの共通の脅威として位置づけ、安全保障協力を深めたい考えだ。
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林氏は「現下の厳しい安全保障環境を踏まえ、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分という共通認識のもと、NATOとの具体的な協力のあり方などについて議論を行う」と述べた。
日本は韓国、豪州、ニュージーランドとともにインド太平洋地域のパートナー国(IP4)として招待された。日本の首相の同会議への出席は4年連続になる。同会議にはトランプ米大統領も出席を表明しているが、日米首脳会談は現時点で予定されていない。
2022年のウクライナ侵攻…