2025年3月11日、ワシントンのホワイトハウスで、記者団と話すトランプ米大統領(右)とマスク氏。代表撮影=AP

ニコラス・クリストフ

 もし今、米国の調査をしている火星の学者たちがいるとしたら、トランプ大統領の大いなる矛盾に頭を悩ませているかもしれない。

 トランプ氏は民主主義の規範を傷つけ、連邦政府を破壊し、クレムリンの戦争犯罪容疑者に肩入れして、長期にわたる甚大なダメージを米国に与えている。しかし、もしトランプ氏の支持率が下がったとしても、それはこれらのこととは何の関係もないだろう。むしろ、支持率を低下させるのは、卵の価格かもしれない。

地上3フィートの問題を気にかける有権者たち

 私が考えるに、米国の有権者…

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