社民党公認で参院選への立候補を表明した来住文男氏=神戸市中央区

 社民党は7日、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に元JR東海社員の来住(きし)文男氏(65)を公認候補として擁立すると発表した。

 来住氏は姫路市出身で、1978年に旧国鉄へ入り、今年2月まで務めていた。社民党京都府連合幹事長などを歴任し、現在は兵庫県連合国政対策委員長に就いている。

 7日、県庁で会見を開いた来住氏は「ローカル線の廃止反対や脱原発などを訴え、『希望を運ぶ政治』をスローガンに頑張っていきたい」と述べた。

 社民党県連合によると、参院選の兵庫選挙区に独自候補を擁立するのは初めてとなる。これまでは他党の候補者へ推薦を出していたが、今回、どの候補者からも推薦依頼がなかったこともあり、独自候補の擁立を模索していたという。

 兵庫選挙区には、これまでに自民現職の加田裕之氏(54)、公明現職の高橋光男氏(48)、維新新顔で元三菱商事社員の吉平敏孝氏(44)、共産新顔で元県議の金田峰生氏(59)、国民新顔で元経済産業省職員の多田ひとみ氏(45)、れいわ新顔で元ユネスコ職員の米村明美氏(65)、参政新顔で建築士事務所長の藤原誠也氏(36)、諸派元職で「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)、無所属新顔の泉房穂氏(61)が立候補を予定している。

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