オルツの臨時株主総会の会場に掲げられていた看板=2025年9月3日、東京都中央区、江口英佑撮影

 売り上げを過大計上し上場廃止になった人工知能(AI)開発のオルツ(東京都港区)は3日、都内で臨時株主総会を開こうとしたが、議案の決議に必要な議決権数に達しなかったため、総会は成立しなかった。改めて総会を開く方針だが、日程は未定だ。

 総会では、不正会計に関わった幹部を含む2人の取締役が辞任し、新たに3人を取締役として選任する議案を決議する予定だった。

 米倉千貴・前社長は体調不良を理由に欠席した。関係者によると、日置友輔社長は冒頭、株主に対し「信頼を著しく損ねたことを心より深くおわび申し上げます」と陳謝した。その後、「事業を継承するためのスポンサーを探し、早期の再生を目指す」と語った。

 不正が起きた理由について株…

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