高原の牧場で、搾りたての牛乳から作ったチーズを味わう。それも神奈川県内で――。丹沢山地を見渡す愛川町の服部牧場にチーズ工房がオープンした。都市近郊酪農の観光拠点をめざす牧場にとって、念願の施設だ。直営で大規模にチーズを作るのは、県内初の試みという。
「5年がかりの仕事でした」。3月10日のオープニングセレモニーで服部誠社長(72)は感慨深げに語った。
牧場の開設は1969年。服部さんは当時高校生で、父親とともに牛を育て、牛乳を出荷してきた。
約10ヘクタールの広大な農場を開放し、観光客を呼び込もうと20年ほど前にアイスクリーム工房を造り、その10年後にはソーセージ工房も立ち上げた。そして、いよいよ完成したのがチーズ工房だ。
工房の隣には直売所も
工房では当面、ゴーダチーズ…