福岡市は4日、福岡市地下鉄の空港線と箱崎線のダイヤ改定を発表した。平日の朝夕のラッシュ時の大幅な増便で混雑緩和を図る。3月15日から。
空港線の姪浜―中洲川端間では、午前7~9時台に7往復、帰宅時間帯の午後5時以降に12往復を追加する。
この結果、混雑率は朝のラッシュ時に130%から125%、夕方のラッシュ時には120%から90%になると見込んでいる。姪浜―中洲川端間の平均運行間隔は、朝のラッシュ時は3分から2分50秒に、夕方のラッシュ時は4分から3分20秒に短縮される。
箱崎線は午前9時台に1便減便し、午後10時に1便増便する。
国土交通省による主要路線の混雑率調査によると、2023年度の空港線・大濠公園―赤坂間の混雑率は132%で全国で50位前後だった。
福岡市地下鉄では、昨年11月から新型車両「4000系」が運行を開始しており、所有する車両数が増えたことが今回の増便につながったという。4000系について、現在は2編成が運行中で、2027年度までに6両18編成を導入する予定。