今年1月末時点の住民基本台帳にもとづく人口統計(速報値)で、福岡県が509万1167人となり、北海道の508万8470人を抜き、都道府県で全国8位に浮上した。
道によると、道人口は1998年がピークで、同年は福岡県を75万3千人上回っていた。同年から人口減少に転じた。
一方、福岡県の人口は2020年以降は減少に転じたが、昨年の減少数は北海道が4万6112人(1月末時点)、福岡県が8395人(同)で人口逆転につながった。
県によると、県内では15年連続で転入が転出を上回る「社会増」の状態だが、出生を死亡が上回る「自然減」も13年続いている。県幹部は「福岡県も人口は減ってきているが、まだ元気があるかなと思う」と話す。
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口によると、福岡県の人口は2045年に462万2818人となる。同年の兵庫県の456万3557人を抜き、全国7位に浮上するとされる。6位の千葉県の582万4413人とは100万人以上の差があり、6位浮上は難しそうだ。同年の北海道の人口は406万7642人となっている。
2023年1月1日現在の住民基本台帳に基づく人口(総務省発表)
①東京都 1384万1665人
②神奈川県 921万2003人
③大阪府 878万4421人
④愛知県 751万2703人
⑤埼玉県 738万1035人
⑥千葉県 631万75人
⑦兵庫県 545万9867人
⑧北海道 513万9913人
⑨福岡県 510万4921人
⑩静岡県 363万3773人
2045年の将来推計人口(国立社会保障・人口問題研究所発表)
①東京都 1448万2741人
②神奈川県 870万2575
③大阪府 757万136人
④愛知県 686万9521人
⑤埼玉県 679万3928人
⑥千葉県 582万4413人
⑦福岡県 462万2818人
⑧兵庫県 456万3557人
⑨北海道 406万7642人
⑩静岡県 297万3451人(大下美倫)