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取材に答える東京電力の小野明・福島第一廃炉推進カンパニー代表=2025年3月5日、東京都千代田区

 事故でメルトダウン(炉心溶融)した東京電力福島第一原発3号機の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の大規模な取り出し方法について、福島第一廃炉推進カンパニーの小野明代表は、年内にも検討結果を示す考えを明らかにした。昨年実施した2号機での試験的な採取の経験も反映するという。5日、朝日新聞の取材に答えた。

 燃料デブリは1~3号機に推計880トンあり、昨年11月に2号機で試験的に0.7グラムを採取した。東電の計画では、20年代後半に2号機で段階的に取り出す量を徐々に増やし、2030年代初めには3号機で大規模な取り出しを始める。

 3号機での取り出しについて…

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