私立大への国の私学助成金が、研究力の高さや理工農系の人材育成を新たな基準にして重点配分される見通しとなった。文部科学省が配分の見直しを進めており、2026年度にも導入される。
私大のあり方について検討している文科省の有識者会議で18日に議論された。幅広い分野や特定分野の研究力が高い私大に対する設備整備費や人件費などの集中的な支援が必要といった指摘があった。理工農系は人文系より教育研究に必要な支出が多く、学生の負担軽減のためにも支援拡充が必要という意見も出た。
研究力に関しては、科学研究費助成事業の獲得などの実績や将来計画に応じて判断する方向で文科省内で検討されている。
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