昨年の秋季岐阜県大会の決勝。八回表、暴投の間に岐阜第一の三塁走者が本塁を陥れ、同点に追いつく=2023年9月24日、長良川

 秋季岐阜県高校野球大会(県高校野球連盟主催)は28日に準決勝、29日に決勝と3位決定戦が長良川球場で午前9時から予定されている。準決勝は岐阜城北―中京、岐阜第一―大垣日大といずれもシード校同士が対決する。

 岐阜城北は夏の甲子園でリリーフ登板した亀山ら豊富な投手陣を擁し、同じく甲子園に出た長江と太田を軸に打線もしぶとい。中京は左腕・日比野と1年生の鈴木らが継投し、3試合で失点1と安定感がある。打線も2回戦で実力校の岐阜高専から12点を奪うなど振れている。

 岐阜第一は昨秋の大会や今夏の岐阜大会でも主力だった水野が投打の軸。準々決勝で強豪・県岐阜商を破って勢いがある。大垣日大は1年生エースの谷之口が4試合で失点0。チーム全体でも23得点3失点と投打のバランスに優れている。

 上位3チームは10月の東海大会(静岡)の出場権を得る。同大会の結果は来春の選抜大会出場校(東海枠=3チーム)を決める参考になる。(高原敦)

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