秋田市の新屋浜風力発電所で羽根が落下した事故で、保守管理を担う日立パワーソリューションズは16日、発電所で異常な振動を検知するのと、ほぼ同時に羽根が落下していたことを明らかにした。事故直前に羽根が異常をきたし、折損した可能性があるという。
この日、発電所を運営する「さくら風力」、日立パワーソリューションズが市内で報道各社の取材に応じた。
日立パワーソリューションズの説明によると、羽根が折損したとみられる2日午前10時7分ごろ、発電所で異常な「振動エラー」を検知。ただちに風車は自動停止した。軽微なトラブルは間もなく再起動するが、今回は運転を再開しなかったことから、重大な事象にあたると認知したという。
事故の瞬間をとらえた映像を分析すると、エラーの発報と同時に、羽根が折損したとみられるという。
事故当時、発電所の頂点付近…