秋篠宮さまは2日、総裁を務める公益社団法人・大日本農会が表彰した神奈川県の農家を視察した。記録的な暑さが続く中、生育現場への影響を気にかけ、農家の人たちの苦労をねぎらった。
川崎市では、梨やブドウなどを生産する果樹農家を訪問。ナシ園では、品種「あきづき」を栽培する農家の白井英寿(えいじゅ)さん(90)から高温による影響が出ていると説明され、「ここ3~4年ですか」と尋ねた。
午後には伊勢原市で、酪農家の牛舎を訪ね、防疫服に長靴姿で、経営する石田栄(しげ)男さん(69)に「暑さ対策はどのように」などと質問した。
大日本農会は農業の発展や農村振興を目的に、1881年に設立された。秋篠宮さまは故・桂宮さまの後を継ぎ、2014年に第7代総裁に就任。大日本農会が「農事功績表彰」として表彰した農家を視察している。