奈良時代の高僧・行基が724年に愛知県豊川市に開き、開創1300年を迎えたとされる真言宗の古刹・財賀(ざいか)寺で秘仏の本尊「千手観音像」が開帳されている。秘仏の公開は、国指定重要文化財の「仁王門」の修復が完了した1998年以来、26年ぶり。11月4日まで有料(1千円)で拝観できる。

 期間中、千手観音像を間近で拝めるほか、様々な催しもある。11月3日まで、京都で修復を終えた立像「二十八部衆」を円陣に並べた様子が披露される。問い合わせ先は財賀寺(0533・87・3494)。(戸村登)

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