第106回全国高校野球選手権大会で2回戦に勝ち進んだ長崎代表の創成館は、15日の第4試合で大社(島根)と対戦する。創成館の稙田龍生監督と大社の石飛文太監督に意気込みを聞いた。
――チームの状態は
稙田 大社のビデオを見るなどして準備している。よく相手を研究しながら、打順を考えたい。
石飛 充実感、やる気にあふれ、2回戦が待ち遠しいといった感じだ。
――相手の印象は
稙田 報徳学園(兵庫)に勝ち、勢いだけではなく、本当に力がある。手ごわい。
石飛 守り勝つ野球と聞く。うちと同じだがレベルが違う。
――理想の試合展開は
稙田 馬庭優太投手から大量得点は取れない。2、3点のゲームになる。勝ち抜くために複数の投手をつぎ込みたい。
石飛 毎回あまり考えずに臨む。というか事前に考えても、実際にそうならないことが多い。
――鍵を握る選手は
稙田 うちは左バッターが多い。彼らが左投手をいかに攻略するかが鍵。主将の向段泰一郎選手らがキーパーソン。
石飛 継投策を毎回考えていて、控えの岸恒介投手にも期待している。
――相手で特に要注意の選手は
稙田 1、2番は足が速く、ほかにも走る選手がたくさんいる。惑わされず普段通りやりたい。
石飛 投手中心のチームと聞くので、昨年も甲子園を経験している村田昊徽投手。
――意気込みを
稙田 昨年は一つ勝って16強。夏の甲子園で2勝したことがないので、なんとか2勝したい。
石飛 自分は21人目の選手として、彼らが力を発揮できるよう一緒に頑張りたい。(天野光一、中川史)