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道路陥没現場では、9日も多くの重機が作業していた=2025年2月9日午前10時3分、埼玉県八潮市、山田みう撮影

 埼玉県八潮市の道路陥没事故で消防は9日、陥没した穴からの救助活動を打ち切ると明らかにした。破損した下水道管(直径4・75メートル)から汚水があふれ出しており、土砂の崩落や二次災害の恐れがあることが主な理由。

 穴に転落したトラックの男性運転手は行方不明のままだが、今後は県などとも連携し、下流にあるマンホールから下水道管内に入るなどの救助方法を模索する。

 陥没現場付近では、崩落の危険性があるコンクリート製の農業用水路を県が8日までに撤去した。消防によると、穴の中のがれきも取り除き、水位が下がった9日午前7時半ごろに消防隊員らが穴の中を調べたが、周囲の土砂が崩れやすく危険な状態だったため、30分間で活動を終えた。

穴からの捜索、これ以上は「行きたいけど行けない」

 草加八潮消防局の佐藤徹司・…

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