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東大寺二月堂の舞台を、「籠松明(かごたいまつ)」を担いで進む童子(どうじ)=2025年3月12日午後、奈良市、筋野健太撮影
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 奈良の東大寺二月堂で営まれている修二会(しゅにえ)(お水取り)の本行で、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶11人を導く松明(たいまつ)の中で最大の「籠(かご)松明」が12日夜、お目見えした。

 長さは約7メートル。午後7時半ごろから、補佐役の童子(どうじ)11人が1本ずつ担いで二月堂へ上がり、舞台の欄干越しに突き出したり、回転させたりして、火の粉を舞わせた。

 修二会は大仏開眼と同じ752年に始まり、1274回目。13日未明には本尊の十一面観音に供える神聖な「香水(こうずい)」をくむ「お水取り」が営まれ、15日未明に満行を迎える。

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