愛知中央美容専門学校=2024年5月14日、愛知県小牧市、富岡崇撮影

 授業料などの大半が返還されないまま5月末に突然閉校した愛知中央美容専門学校(愛知県小牧市)について、運営していた愛知中央美容協同組合が体制を一新し、授業料の返金を進めると発表した。

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 組合によると、授業料や教材費などについて未消化分の全額を9月末までに返金する。また、来年4月に学校運営の再開を目指しているという。

 5月末の閉校後、生徒らは転校などを余儀なくされていた。同校には5月時点で昼間生26人と通信生60人が在学し、昼間生の場合、授業料など約100万円を支払っていたが、返金されたのは7万500円だった。

 学校を巡っては、愛知中央美容協同組合をつくる三つの親会社のうち2社が昨年に経営破綻(はたん)し、資金繰りが悪化。閉校当時は出資者が見つからなかったが、名古屋市内の会社から運営を引き継ぐ申し出があり、7月に組合の新体制が発足したという。(富岡崇)

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