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突風でなぎ倒された電柱。電線も垂れ下がったままだった=2025年9月6日午前、静岡県牧之原市細江、青山祥子撮影

 台風15号の影響とみられる突風から一夜明けた6日、静岡県牧之原市ではがれきの撤去や倒壊した電柱の復旧作業が進められた。重傷の4人を含む24人がけがをし、住宅被害は372棟にのぼった。

 牧之原市細江で陶芸教室を営む井上秀人さん(65)の自宅は、飛んできた瓦で窓ガラスが割れるなどの被害が出た。「ゴーッというものすごい音がやんで外に出ると、道路を通れないくらいにがれきが散乱し、電柱が倒れていた」と振り返った。停電が続いており、災害に備えていた発電機を初めて使った。「何とか冷蔵庫や洗濯機、掃除機を使うことができてよかった」と話した。

 市が設けた避難所2カ所には、6日午後2時前の時点で11世帯29人が避難している。事務員の男性(43)は妻と子ども2人を連れて5日夜、川崎コミュニティ防災センターに避難した。折れた電柱が自宅に倒れかかり、壁に飛んできた瓦が突き刺さった状態だという。

 突風が起きた時、子どもたち…

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