愛知県警は、職業不詳長江政芳(44)=名古屋市名東区高柳町=、会社員中根孝(42)=同市北区生駒町5丁目=の両容疑者を窃盗と住居侵入の疑いで18日に逮捕し、職業不詳片倉明人容疑者(44)=同市守山区本地が丘=を盗品等保管の疑いで同日に現行犯逮捕し、19日に発表した。3人は同じ窃盗グループのメンバーとみられるという。3人の認否は明らかにしていない。
捜査3課によると、長江、中根両容疑者は9月5日、同市守山区の住宅に侵入し、ブランド物のダウンジャケットなど計4点(時価計約28万円)を盗んだ疑いがある。片倉容疑者は、このグループが盗んだスーツケース1個(時価約10万円)を盗品と知りながら自宅に保管した疑いがある。
県警によると、窃盗グループは、偽造ナンバープレートをつけた高級ミニバンなどで移動。車から対象の住宅まで、傘をさして顔などを隠しながら近づき、玄関や勝手口をバールなどで壊して侵入する手口だったという。
今年1月以降、県内で高級住宅などを狙った侵入盗被害が約100件発生。被害総額は計約6億2600万円にのぼっており、県警は手口などから、このグループが関与したとみて調べている。(松本敏博)