全国銀行協会会長に1日付で就任した三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取が、朝日新聞の取材に応じた。三菱UFJ銀などで、行員が貸金庫から顧客の金品を盗む事件が相次いだことを受け、「管理体制を強化し、預かる物品範囲の見直しや中身の確認方法を業界として考える」と述べた。あいまいになっている現金の保管を禁止するかどうかも議論する考えだ。
貸金庫をめぐる事件を受け、金融庁は3月末、貸金庫の管理強化を金融機関に求める監督指針を改めた。半沢氏は指針を踏まえた上で、業界としての対応を具体化すると説明。各銀行がつくる「貸金庫規定」のひな型を改定するなどして再発防止を図るとした。
一連の問題では、各銀行の情…