「立つ」「座る」「横たわる」いずれの姿勢でも撮影ができるCTスキャンを、医療機器メーカーのキヤノンメディカルシステムズが開発し、11日から販売を始めた。寝ている姿勢の時には症状が現れない病気が、早期に発見できる可能性があるという。
重さ約2トンのガントリーと呼ばれる円形のトンネル部分を上下に動かしたり、90度回転させたりすることで、横たわっている状態だけでなく、立っていても、座っていても撮影ができる。三つの姿勢で検査ができるCTスキャンは世界初だという。価格は約2億円を想定する。
2025年は国内CT導入から50年
同社は2017年から慶応大…