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会見する立憲民主党の辻元清美代表代行=2025年6月9日午前10時35分、国会内、安倍龍太郎撮影

立憲民主党・辻元清美代表代行(発言録)

 【発言録】内閣不信任案を出すか出さないかは、肝試しではないと思う。不信任案というのは、「びくびくしているやろ」「出さへんのちゃうか」とか「腹を決めていかんかい」とか、そういう話ではない。このような発言をする人がいるが、真剣にいまの状況を見極めているのか。

 これだけたくさんの野党がある。野党第1党としては、他の野党のみなさんもしっかり腹固めてくれるんやろか、というのがすごく大事。可決されたら内閣総辞職か解散総選挙。となると、首班(首相)指名は一緒に行くのかというのも大きい。多数を取らないと意味がない。

 もうひとつは、不信任でいざ選挙になったら、いまの政権をひっくり返すために、一緒に選挙協力をして選挙を戦うのか。それだけの不信任案は重みがある。本気でいま政治を変えようとの思いをひとつに結集していけるかが大事だ。

 いままで政治の転換があったときはそれをやってきている。だから肝試しのように不信任を出すか出さないか、根性があるのかないのかみたいな話は一切やめてほしい。それぐらい持つ意味が大きい。野田(佳彦)代表も熟慮されていると思う。(記者会見で)

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