過去の立憲民主党代表選挙と今回想定される日程

 立憲民主党が、9月の党代表選挙をいつ実施するかに頭を悩ませている。自民党総裁選も同下旬に行われる見通しで、代表選と総裁選の「同時期論」が高まる一方、次期衆院選の準備期間を設けるため、代表選の「先行論」もくすぶる。立憲を悩ます背景には、総裁選による埋没懸念がある。

 「同時期論」の口火を切ったのは、野田佳彦元首相だった。「自民の総裁選が終わって総理が決まった後に立憲の選挙(代表選)をやっても意味がない。代表選後に(自民に)電波ジャックをされても意味がない」。6月25日に地元で開いた国政報告会で、代表選を有権者に自民と立憲のトップ候補を見比べてもらうチャンスだと訴えた。

 9月末には、立憲代表の泉健太氏と自民総裁の岸田文雄首相がともに任期満了となる。与野党第1党のトップ選びの後には、衆院解散・総選挙が想定されており、立憲ベテランは今回の代表選を次の首相候補を決める「準決勝」と位置づける。

 立憲の代表選規則は、選挙期…

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