「脱原発」が、今夏参院選青森選挙区の野党共闘で焦点になりそうだ。立憲民主党から立候補する福士珠美氏(60)は、社民党青森県連合と「脱原発社会の実現」などを協定。だが立憲支持母体の連合には原発推進派の組合があり、国民民主党は原発新増設も求める。参院選での共闘を模索する野党間にズレがある中、29日の立候補会見で真意を問われた福士氏は説明を避けた。
福士氏は25日、社民党県連合と政策協定を結んだ上、参院選での推薦を得た。5項目の協定では、「脱原発社会の実現をめざして青森県の『核のゴミ捨て場』化を阻止」と明記。「戦争をできる国造りや原発最優先のエネルギー政策、国民生活切り捨ての政策、腐敗政治の根絶をめざし、選挙協力を行うことに合意した」としている。
会見で迷走
だが29日の会見で、協定についての答えは迷走した。
県内では昨年、原発から出る…