JR六甲道駅前で演説をする泉房穂氏=2025年5月4日午後2時9分、神戸市灘区、谷辺晃子撮影

 今夏の参院選兵庫選挙区に無所属での立候補を表明した元明石市長の泉房穂氏(61)について、立憲民主党の兵庫県連が推薦すると決めたことが4日、分かった。県連幹部が明らかにした。

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 泉氏は当初、立憲、国民民主の両党県連と連合兵庫の三者の支援を受ける見通しだった。

 ところが、泉氏が3月24日の立候補会見で「魅力的な政党がない」と発言したことに、国民の玉木雄一郎代表らが反発した。三者での支援はいったん白紙になり、その後、国民は元経済産業省職員の多田ひとみ氏(44)を公認候補として擁立した。

 立憲の党関係者によると、立憲県連は泉氏からの推薦依頼を受けた。県連内部で議論を重ねるなかで、泉氏への推薦に対する異論は出なかったとしている。

 これまでに兵庫選挙区では、泉氏と多田氏のほか、自民現職の加田裕之氏(54)、公明現職の高橋光男氏(48)、維新新顔で元三菱商事社員の吉平敏孝氏(44)、共産新顔で元県議の金田峰生氏(59)、れいわ新顔で元ユネスコ職員の米村明美氏(65)、参政新顔で建築士事務所長の藤原誠也氏(36)、諸派元職で「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)が立候補を予定している。

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