競艇界のエンターテイナーが地元開催に覚悟を持って挑む。
若松競艇場(福岡県北九州市若松区)で開幕する最高峰のレース・スペシャルグレード(SG)の「第71回ボートレースメモリアル(26~31日)」に、北九州市八幡西区出身の西山貴浩(38=福岡支部)が出場する。
「プレッシャーもありますけど、やっと来たなと。死ぬ気で戦う6日間が始まりますね」
今節はこれまで以上の期待を背負う。
7月開催の前回SG「オーシャンカップ」で、デビュー20年目にして自身初のSG制覇を果たしたからだ。
「SGは年間8回あって、一つに52人が出られる。いつかはチャンスが回ってくると思っていたが、やっと自分の順番が来たなと」
優勝戦は1号艇。最初のター…