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写真・図版
所有していた馬と写真撮影する深瀬亮一容疑者(右から4人目)=母子育成会提供(一部、画像を加工しています)

 社会福祉法人「母子育成会」(川崎市川崎区)の資金を横領したとして、神奈川県警は8日、同法人の元理事長・深瀬亮一容疑者(68)=同市幸区=を業務上横領容疑で逮捕し、発表した。「私がやったことで間違いないと思います」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は2018年6~8月ごろ、2回にわたって法人口座から計200万円を横領したというもの。県警によると、経理担当の職員に口頭やメモで金額を指示し、口座から引き出させるなどしていたとみられる。

 横領した金は、知人女性の暮らすマンションの家賃や女性との旅行費用、自身が所有していた競走馬の管理施設への預託金などに充てていたとみられるという。

 事件をめぐっては、深瀬容疑者が02年以降、約8億5千万円を私的に流用していたとする内部調査結果を同法人が発表。その後、約2億3500万円について、法人から業務上横領容疑の告訴状を県警が受理し捜査していた。

 同法人は、川崎市や横浜市で認可保育園や特別養護老人ホームなどを運営していた。

 深瀬容疑者は1992年4月…

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