【動画】戦時下のレシピを再現、記者も食べてみた=佐藤慈子撮影
戦時中、朝日新聞は節約料理レシピを紙面掲載しました。物資がないなかで、どんな工夫がこらされていたのか。2025年は戦後80年。終戦1年前の1944年に掲載されたレシピを再現しました。当たり前に作れる喜び、食べられる幸せ。いま一度かみしめてみませんか。
- 戦後に急拡大した大阪名物 鍋奉行ならぬ たこ焼き奉行がいない理由
テレビドラマなどで戦時中の料理を数多く再現してきた料理研究家で、ごちそうプロデューサーの広里貴子さん(48)に協力をお願いしました。当時のレシピから何が見えますか?
終戦1年前には戦況も悪化し、食糧に困窮していきました。どう工夫を凝らすか。砂糖は使えない、調味料もほとんどない。火も多く使えない。ないない尽くしの中、それでもおいしく食べたい、食べさせたい。そんな思いを当時の新聞のレシピから感じます。
米の代用、火や油の節約料理
共通するのは、「自然の甘み…