「一人暮らしで年金は8万5千円余り。これでは生活できない」「夫が亡くなり、国民年金では生活できず生活保護に」――。
並ぶのは、苦しい年金生活となっている高齢女性の訴え。年金受給者らでつくる全日本年金者組合が2023年、冊子にまとめたものだ。
以前の記事(2月5日付)で、低年金となっている単身女性が多いのでは?というテーマについて書いた。この問題の解決に向けて活動を続ける、同組合女性部長の中川滋子さん(79)に実態をどう見ているか尋ねた。
年金 私たちの暮らしは
老後の生活を支える公的年金。新たに「年金担当」になった30代記者と、受給開始がそろそろ見えてきた50代記者が、複雑な制度や将来の見通しなどを読み解きます。
「そんなに男女差があるのか…」
公的年金制度は、20歳以上…