大分県宇佐市の宇佐神宮。全国に4万社ある八幡社の総本宮で、725年に創建され、今年1300年を迎えた。
一之御殿、二之御殿、三之御殿からなる八幡造(はちまんづくり)の本殿は国宝に指定されている。参拝の作法として、多くの神社は「二拝二拍手一拝」が一般的だが、宇佐神宮は出雲大社と同様「二拝四拍手一拝」となっている。
天皇陛下の勅使を迎える10年に1度の神事「勅祭」と創建1300年の節目に、大規模改修をしていた県指定有形文化財の南中楼門(勅使門)や西大門(さいだいもん)が完成し、朱塗りの鮮やかな姿がよみがえった。
本殿前にある御神木の大クスノキ(推定樹齢約800年)は、木に触れて願うと御利益があるとされ、参拝者にパワースポットとして知られる。
また、境内にモノレールを設置したり、玉砂利を一部舗装したりするなど、体の不自由な人が参拝しやすいバリアフリー化も進んでいる。