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宇佐神宮を象徴する建造物の一つ大分県指定有形文化財の南中楼門(勅使門)=2025年5月8日午前9時55分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影

 大分県宇佐市の宇佐神宮。全国に4万社ある八幡社の総本宮で、725年に創建され、今年1300年を迎えた。

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国宝の本殿。「八幡造」と呼ばれる建築様式で、ヒノキの皮を使ったM字型の檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が特徴。左手前が一之御殿。右は申殿=2025年5月8日午前9時28分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影

 一之御殿、二之御殿、三之御殿からなる八幡造(はちまんづくり)の本殿は国宝に指定されている。参拝の作法として、多くの神社は「二拝二拍手一拝」が一般的だが、宇佐神宮は出雲大社と同様「二拝四拍手一拝」となっている。

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南中楼門に囲まれた内側に本殿があり、左の一之御殿、中央の二之御殿、右の三之御殿の順にお参りする=2025年5月8日午前9時44分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影

 天皇陛下の勅使を迎える10年に1度の神事「勅祭」と創建1300年の節目に、大規模改修をしていた県指定有形文化財の南中楼門(勅使門)や西大門(さいだいもん)が完成し、朱塗りの鮮やかな姿がよみがえった。

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西大門(大分県指定有形文化財)は、丸みを帯びた唐破風(からはふ)の屋根に、鮮やかな朱塗りが特徴。手前はシルエットで浮かび上がった宇佐鳥居(県指定有形文化財)=2025年5月8日午前10時14分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影

 本殿前にある御神木の大クスノキ(推定樹齢約800年)は、木に触れて願うと御利益があるとされ、参拝者にパワースポットとして知られる。

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樹齢推定約800年の御神木・大クスノキ。木に触れて願うと、御利益があるといわれる=2025年5月8日午前9時36分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影

 また、境内にモノレールを設置したり、玉砂利を一部舗装したりするなど、体の不自由な人が参拝しやすいバリアフリー化も進んでいる。

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車いすやベビーカーの利用者、高齢者が参拝できるようにモノレールが設置されている=2025年5月8日午前10時4分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影
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宇佐神宮を象徴する建造物の一つ大分県指定有形文化財の南中楼門(勅使門)。右は樹齢推定約800年の御神木・大クスノキ。木に触れて願うと、御利益があるといわれる=2025年5月8日午前9時43分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影
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上宮へ上がる参道の途中にある若宮神社(国指定重要文化財)=2025年5月8日午前9時3分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影
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高倉(大分県指定有形文化財)=2025年5月8日午前10時20分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影
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宇佐神宮を象徴する建造物の一つ大分県指定有形文化財の南中楼門(勅使門)=2025年5月8日午前9時56分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影
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西大門(大分県指定有形文化財)は、丸みを帯びた唐破風(からはふ)の屋根に、鮮やかな朱塗りが特徴=2025年5月8日午前10時6分、大分県宇佐市、日吉健吾撮影

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