日本のプロ野球と米大リーグで、28年間にわたって活躍したイチロー氏が、日米で野球殿堂入りしました。
1992年にオリックスに入団し、94年に年間200本安打を達成。2001年からは大リーグに挑戦の場を移し、ア・リーグMVPと最優秀新人賞のタイトルをとるなど1年目から活躍。06、09年に行われたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）にはいずれも日本代表としてチームを牽引（けんいん）し、日本の連覇に貢献しました。
2010年には日米通算3500安打に達し、この年で大リーグで10年連続200安打を記録しました。ニューヨーク・ヤンキースに移籍後の13年には、日米通算4千本安打に到達しました。15年にマイアミ・マーリンズに移籍すると、16年にはピート・ローズが持っていた大リーグ通算4256安打の大記録をも日米通算安打数で抜きました。
18年にはシアトル・マリナーズに6季ぶりに復帰。19年3月に東京ドームで行われたマリナーズ対アスレチックスの開幕戦シリーズに出場し、試合終了後に現役引退を発表しました。最終的に、日米通算で4367安打を放ちました。
28年間にわたる現役生活を終えた後も、全国の高校球児の指導に出向いたり、自身が立ち上げた草野球チームと女子野球チームの試合を開催したりするなど、野球界に積極的に関わり続けています。
2010年から現在にかけての活躍を写真で振り返ります。
