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イングリッシュビレッジで講義をする国際教養大専門職大学院の内田浩樹教授=2024年11月29日、秋田市、滝沢隆史撮影

 「中学2年生の英語力があれば、たいていのことは英語でコミュニケーションできますよ」。秋田市にある公立の国際教養大(AIU)専門職大学院で教える内田浩樹教授(英語教育)がさらりと言う。

 「英語が苦手な人は、もっと単語や文法を勉強しなければと思ってしまう。でも、すでに持っている英語力で意外に通じることを知ってほしい」

 その内田教授が担当し、英語が「公用語」のAIUの学生たちが全国の中高生向けに教える2泊3日の英語合宿が「イングリッシュビレッジ」だ。

 AIUの代名詞の英語力を生かした地域貢献の一環として2015年にスタートし、延べ3千人以上が受講した。国の予算が出ていた昨年度までは、秋田県内の受講生は無料で受け入れていた。年間十数回開催し、毎回キャンセル待ちが出る人気という。

 実際の講義を始め、滞在中の受講生のケアなど運営面の大部分も、70人ほどいるAIUの学生スタッフが担う。「学生にとっても、計画力や実行力、講義でのプレゼンテーションなど、社会人にとって重要なスキルを学ぶ機会になっている」(内田教授)という。

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自分の英語力でいかに伝えられるか

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国際教養大の学生(右端)たちが講師を務めるイングリッシュビレッジ=2024年9月22日、秋田市、滝沢隆史撮影

 合宿期間中、辞書は使用禁止…

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