記者会見には第1回大会に参加したインドネシアの選手たちも出席した=兵庫県西宮市の甲子園歴史館

 「野球文化のアジア輸出」をめざした「アジア甲子園大会」(朝日新聞社など後援)の第2回大会が12月、インドネシアのジャカルタで開催される。10日は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場に隣接する甲子園歴史館で記者会見があった。

 昨年の第1回大会は、インドネシア国内の8チームが参加した。第2回大会は、インドネシアに加えてフィリピン、マレーシア、シンガポールから計14チームが参加する予定。また、日本の元高校球児によるエキシビションマッチも企画している。

 大会を主催する一般社団法人NB.ACADEMYの柴田章吾代表理事(36)は、「参加選手の年代は14歳から18歳。少し低めに設定しているのは、参加選手の中から日本の高校に進んで野球をやりたい、という選手が出てくるかもしれない、と考えたから。まずは大会を成功させて、たくさんの国に興味を持ってもらえるようにしたい」と話した。

 柴田氏は国指定の難病「ベーチェット病」と闘いながら愛工大名電(愛知)に進学し、2007年の第89回全国高校野球選手権大会に出場。明大を経て、巨人の育成選手として3年間プレーした後、民間企業に勤務しながらフィリピンなどで野球の普及活動に携わっていた。

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