連載「マクドナルド最高益の裏側」
日本マクドナルドホールディングスが10年前の経営危機を乗り越え、業績を拡大させています。その裏側を取材しました。
「それが~いまだけダブチ~」。俳優の伊藤沙莉さんらが1990年代にヒットした大事MANブラザーズバンドの楽曲「それが大事」の替え歌を熱唱し、ハンバーガーにかぶりつく。そんなテレビCMが、10月下旬から放映されている。
ダブチとは日本マクドナルドの定番メニュー「ダブルチーズバーガー」の略称。今回は「ガーリックオニオンダブチ」など3種類の味を期間限定で売り出した。若者だけでなく、CM曲に懐かしさを感じた年配者の間でも話題となり、想定を上回る売れ行きだという。
同社はこうしたハンバーガーの新商品を月1回出し、そのペースは以前より早めている。さらにサイドメニューやスイーツは毎週のように新商品や新企画を打ち出すことで「常に新しいものを発信し、話題づくりにもつなげている」(広報)。
新商品の投入頻度が高まるほど、全国の店舗で正確に早く提供することも重要になる。そうした作業の効率化を担うのが、同社のオペレーションデザイン&ソリューション部だ。
「(新商品の作り方は)味も…