ルールを決めるのはいつも大人。子どもはそれに従うだけ。そんな不満を日頃から抱く小学5年の村瀬愛依(めい)さん(10)は、3月下旬に東京都豊島区に期間限定でできた「こどものまち」に初めて参加した。「大人は入れない」というのが魅力的だった。
まちで使えるお金を稼ぐため、最初に取り組んだのは「ニュース制作」の仕事だ。「普段からニュースをよく見るので関心があった。特に税金の使い道に興味がある」
iPadにつないだマイクを片手に仲間と話を聞いて回り、動画をソフトで編集。内容をわかりやすく紙にまとめて新聞も作っていく。
「こどものまち」で遊ぼう
大人がいない、子どものための「こどものまち」は全国に広がっています。今回は春休み中、東京都豊島区内に作られた「まち」に密着し、のびのび過ごす小学生たちの姿を見つめました。全5回の連載の2回目です。
大人への不満「子どもの意見も聞いて」
作業をしていると、別のチー…