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 ルールを決めるのはいつも大人。子どもはそれに従うだけ。そんな不満を日頃から抱く小学5年の村瀬愛依(めい)さん(10)は、3月下旬に東京都豊島区に期間限定でできた「こどものまち」に初めて参加した。「大人は入れない」というのが魅力的だった。

 まちで使えるお金を稼ぐため、最初に取り組んだのは「ニュース制作」の仕事だ。「普段からニュースをよく見るので関心があった。特に税金の使い道に興味がある」

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「こどものまち」で「ニュース制作」の仕事につき、インタビューをする小5の村瀬愛依さん(右)=3月27日、東京都豊島区

 iPadにつないだマイクを片手に仲間と話を聞いて回り、動画をソフトで編集。内容をわかりやすく紙にまとめて新聞も作っていく。

「こどものまち」で遊ぼう

 大人がいない、子どものための「こどものまち」は全国に広がっています。今回は春休み中、東京都豊島区内に作られた「まち」に密着し、のびのび過ごす小学生たちの姿を見つめました。全5回の連載の2回目です。

大人への不満「子どもの意見も聞いて」

 作業をしていると、別のチー…

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