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休憩中、氷水につけたおしぼりで、顔や首を冷やす徳地野球スポーツ少年団の子どもたち=5月18日、山口市
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 山口市の徳地野球スポーツ少年団は、山あいの盆地(旧徳地町)で練習している。

 「冬は雪が積もり、夏はとても暑いことで、山口市では有名なところです」

 練習グラウンドのある防府高佐波分校を訪ねると、松原映生監督(46)がそう教えてくれた。

 取材した5月18日、市内の最高気温は30度に達した。

 「気持ちいい? 気持ちがいいということは、熱がこもっている、ということだよ」

 松原さんは休憩の間、冷水につけたおしぼりで首や顔を冷やす子どもたちに、そんな声をかけ、熱中症対策の重要性を伝える。バケツと氷はチームが用意し、子どもたちはおしぼりだけを持ってくればいい。

 今年度のメンバーは15人。

 「学童のスポーツ活動も子どもたちの命を預かっている、と考えなければいけません。時代に指導者がついていかないと、その命も危ない」

 夏場の練習では、できる限りの熱中症対策に努めてきた。

 2年前から簡易プールを用意…

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