公演でパフォーマンスをするHKT48の市村愛里さん©Mercury

 福岡県を拠点に活動するアイドルグループ「HKT48」の市村愛里さん(24)は、プライベートで福岡ソフトバンクホークスの試合を観戦に行くほどの大ファンだ。神奈川県出身の市村さんは野球一家で育ったが、福岡に来るまでは特定の球団のファンではなかったという。ホークスの魅力やファンになった経緯、アイドル活動とホークスに通ずる部分とは。

 ――これまで野球とは関わりはあったのでしょうか。

 「私の家族は野球一家なんです。父が野球をしていて、地元の少年野球チームを教えていたときもありました。3人の弟も小さい頃から野球をしていたので、野球自体にはなじみがありましたね。甲子園に何度も出場したことがある関東の強豪校でプレーしていた弟もいます。家のテレビにはよくプロ野球中継が映っていました。私もキャッチボールをしたり、バッティングセンターについていったり、自然と野球が好きになりました。父や弟は横浜DeNAベイスターズの試合をよく見ていましたね。私は当時は選手には全然詳しくなかったです。特にパ・リーグは全然わからなかったです」

 ――パ・リーグのチームを知らない中でソフトバンクのファンになったのはHKT48に加入したのがきっかけですか。

 「そうですね。2018年にHKT48に加入して福岡に住むようになったのですが、ちょうどその年が(2年連続の)日本一になったとき。福岡の街中がお祝いムードで、地元の方々に本当に愛されているんだなって感じました。テレビをつけたら朝も夕方もホークスの情報が盛りだくさんで。それまでは推しのチームはなかったんですけど、ファンの温かさを身近に感じることもできて、いつの間にかホークスを応援するようになっていましたね。だから昨年の日本シリーズは大変でした。家族はDeNAを応援して、私はホークスを応援していたので(笑)」

 ――メンバーにもホークスファンが多かったのでは。

 「先輩の坂口理子さんや渕上舞さんがホークス関連のテレビ番組に出演していたこともあって、ホークスが好きなメンバーは多かったですね。理子さんとは観戦に行ったこともあります。理子さんは(昨季限りで引退した)和田毅投手が好きだったんですけど、それぐらいハマることができるのはいいなって、影響を受けましたね」

 「たぶん、ホークスじゃなかったら、そこまでのめり込んでいなかったかもしれません。選手の層が厚いというか、魅力的な選手が多いですよね。1~4軍まであるので、若い選手が次々と出てくるのも面白い。『箱推し』できるチームだなと思います」

 ――アイドル活動をしている…

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