【動画】ボツワナの自然保護区でサファリガイドとして長年働くバエバエさん=今泉奏撮影
【連載】データでみる男女平等の現在地 第4回:ボツワナ
朝焼けを背に、サファリカーのアクセルを慎重に踏みながら、木々の間から見える動物の影に目をこらす。砂ぼこりの中から、長い首が伸びてきた。
「キリンがいるのが見えますか? ほら、こっちを向いてウィンクしてくれていますよ」
ボツワナの首都ハボローネ近郊に広がるモコロディ自然保護区で、女性初のサファリガイドとして働き始めて20年あまり。マレボゴ・バエバエさん(47)は、ベテランならではの丁寧な運転と豊富な知識で、ゲストを楽しませる。
「ボツワナでは昔、危険を伴…