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育休を取得した男性教員。育休に入るまでは生活リズムが不規則になり、食事や睡眠がとれなくなったことも=2025年6月30日午前11時20分、関口佳代子撮影
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 教員男性の育休取得は、一般の地方公務員の半分に満たないというデータがある。何が取得を阻んでいるのか。

 「人手不足で忙しすぎる」。関東地方に住む育児休業中の30代男性教諭はこう嘆く。

 義務教育学校に勤め、会社員の妻と2歳と0歳の子どもがいる。2022年秋に第1子が生まれ、23年4月から半年間、育休を取った。当時は周りの男性教員で取得した人はいなかった。

 「無責任と思われないか同僚の目も気になったし、保護者や子どもから仕事を放棄していると思われないか、生徒の心が離れてしまうのではないか、戻って仕事をもらえるのか心配だった」。男性教諭はこう振り返る。

妻と共働き、家のことが回らなくなり…

 それでも取得を決意したのは…

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