13万平方メートルの広い会場には、人形やボードゲーム、水鉄砲など大小さまざまなおもちゃがところ狭しと並んでいた。中国の南部・広東省深圳市で4月上旬に開かれた「国際おもちゃ展覧会」。1400社以上のメーカーが出展し、各ブースは大声で呼び込みをかけたり、バイヤーと交渉したりする人たちの熱気であふれていた。
大半が中国企業だが、パッケージを見ると英語表記も多い。中国は、玩具生産で世界シェア7割超を握る「おもちゃ大国」。その最大の輸出先は米国だ。米国市場で売られる玩具の輸入元の8割近くを中国が占める。
「1~3月期の米国の注文が…