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 ガーナ産カカオ、ノルウェー産サバ、中国産マツタケ……。海外から届く食材は日本ですっかりなじみの存在です。バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」(日テレ系)での仕事をはじめ、120カ国以上を訪ねてきたというタレントのイモトアヤコさんは、行く先々で現地の食文化に触れてきました。手軽に手に入るからこそ忘れがちな食材のありがたさ、命と食とのかかわりについて、語ってもらいました。

写真・図版
イモトアヤコさん=2024年12月16日、東京都渋谷区、杜宇萱撮影

 アフリカや南米を中心に世界120カ国以上の国々を訪れる機会に恵まれ、行った先々で食べてきました。21歳で「イッテQ!」のロケへ行ったのが初めての海外です。一生行くことはないだろうと思っていた南アフリカには、仕事でもう10回は行っている。身近になってしまいましたね。でも、プライベートで海外に行ったのは3回くらいです。

 (太平洋の)パプアニューギニアへ行ったときは、現地の子どもが野ネズミをさばいて蒸し焼きにしていて、私もいっしょにいただきました。「丸ごと食べている」感じがしますよね。そういう環境に身をおいていると、命や食の捉え方も全然違ったものになるのだろうなと思います。

 外国に着いたらまず、地元の…

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