【動画】朝日新聞のインタビューに応じる自民党PMT研究会の小泉進次郎氏と川崎秀人氏

 人工知能(AI)の活用で、政治家はどう変わるか。自民党内でAI活用の勉強会「PMT研究会」を立ち上げた小泉進次郎氏(44)と川崎秀人氏(43)が、朝日新聞の取材に応じた。小泉氏は、党内のベテラン議員に感じた自民党の課題を語った。インタビューは5月19日。

――自民党のAI活用の現状をどう見ているか。

 小泉 自民党にはデジタル社会推進本部があり、ずっとデジタル政策をやってきた方がいる。だけど(党の政策を統括する)政務調査会で正式に活用ができているかというと、できていない。

AIの活用と政治家の役割について話す自民党の小泉進次郎氏(右)と川崎秀人氏=2025年5月19日午後4時13分、東京都千代田区、吉田耕一郎撮影

 川崎 だからPMT研究会を立ち上げた。このままの政策立案のスピードではまずいという危機感がある。

  • 【連載3回目】不透明な意思決定、「社会の変化に追いつけない」自民若手議員の焦り

 小泉 自民党が全政党の中で最も組織力を持っていたとしても、それでもなお聞くことのできない多くの声がある。そしてそのボリュームが増えてきた。

 自民党が一番変わらなければいけないのは、BtoB(企業間取引)でやってけるという誤解、勘違い。自民党はBtoC(一般消費者向け事業)なんだと。それをうまくやっているのは国民民主党だ。

――なぜAI活用は立ち遅れたのか。

記事の最後では、AIと民主主義について語るオードリー・タン氏のインタビュー動画も視聴できます

 小泉 自民党が技術を軽視し…

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