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斎藤美重子・川村学園女子大教授
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 大都市圏で中学受験熱が高まるなか、注目される「教育虐待」。苦しむ子を減らすためには、何が必要なのでしょうか。教育虐待を受ける子が自ら声を上げる力を身につけるための教育プログラムについて研究している斎藤美重子・川村学園女子大教授に、長いスパンでの解決策について聞きました。

 ――都市部で中学受験熱が高まるなか、子どもの意思に反した過剰な学習を強いる保護者がいます。

 保護者が考えを変える必要があるのは当然です。ただ、世帯の経済状況や家族の健康状態、家族構成などによって家庭の事情は様々で、保護者自身が追い詰められているケースもあります。保護者に影響を与えているものは何かを踏まえ、より長期的な視点での対策も考えるべきです。

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 ――保護者を教育虐待に駆り立てるものとは。

■時代の変化と保護者の孤立 …

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