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テヘランで2025年5月11日、トランプ米大統領やウィトコフ中東担当特使について伝えるイランの新聞=ロイター

 トランプ米大統領は11日、ワシントンで記者団に、中東から一部の米政府職員らを避難させていることを明らかにした。「危険な場所である可能性があるため退避している。彼らはすでに通知を受けた」などと語り、核開発をめぐる協議が難航しているイランとの間で緊張が高まっている可能性を示唆した。

 トランプ氏は「危険」の具体的な中身については述べなかったが、イランに対して改めて「核兵器を持ってはならない。非常に単純なことだ。我々はそれを許さない」などと語った。

 米国務省は同日、緊急要員を除くイラクの米大使館員らに対し国外に退去するよう指示した。米メディアによると、同省はバーレーンやクウェートからも職員や家族を退去させることを承認。またヘグセス国防長官は、中東全域から米兵の家族が自主退避することを認めた。

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